「ふるさとは遠きにありておもうもの」 作:室生犀星
故郷の栃木県鹿沼市に事務所を移転して、もうすぐ1年が経ちます。
こちらに引っ越してきた当初は長く離れた地で暮らしていたからこそ、
より故郷が美化されるのだと感じていました。
遠くに見える青い山々、新緑に燃える木々、澄み切った川の流れ、
夕日に縁取られた町並み、どこを見ても毎日美しく感じています。
20年故郷を離れて生活していたからそう感じるのでしょうか?
ずっとここで生活していたら感じていなかったか?
今もよく分かりません。
でもそんなこと、どうでもいいことだと思いました。
私が育った町は本当に美しいのです。