埼玉県立近代美術館で開催されていた企画展
「 戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家 」
を最終日ギリギリでしたが見てきました。
学生時代、仲間たち争うように作品集に見入った、スター建築家の住宅作品が
盛りだくさんのたのしい展覧会でした。
私は先人の偉大な作品が、独立し事務所を主宰する今の私にどのように写るかが一つの楽しみでもありました。
やはり当時の憧れそのままに少しも色あせず、光りかがやいていました。
その手描きの図面からは建築家の声が聞こえてくるような気さえしました。
そして「 戦う心、挑戦する意思 」をとても強く感じました。
やはり名作と呼ばれる住宅には心が宿っていました。
私も気を引き締めて、心を込めた線を引こうと思いました。