見直される技術

さて、突然ですがクイズです。


Q.一般的な木造住宅で使用する、釘やビスってどれくらいの数でしょうか?

 

A.答えは約六万本。

 

この釘やビス、建物が解体された後の分別作業が大変やっかいです。

そこで注目されたのが、昔から使われていた竹釘。

これを現代の技術で圧縮して強度を向上して使用する方法。

実用化されたら素晴らしいことだと思います。

画像は屋根のこけら葺きの板(こけら板)を昔ながらの竹釘で打つ様子。

 

古材を積極的に再利用したいと思っていますが、扱いづらいことも事実です。

古釘などが見えないところに埋まっていて、カンナなどの刃物を傷つけてしまうので大工さんは古材を使うことをたいへん嫌がります。竹釘だったら気にせずに使えそうですね。